産地・文化・歴史

チェターラのアンチョビ

チェターラのアンチョビ イメージ

イタリアのスーパーリゾート地としてすっかり有名になったアマルフィ海岸に、今でもひっそりと佇むチェターラの街。人口はわずか2000人程度だが、この街には今でも漁港があり、現役で漁がおこなわれている。
18世紀の終わり頃、もともとフランスの植民地だったアルジェリアは青魚の保存食に長けており、チェターラの漁師を早速送り込んだ歴史もあるほどチェターラの漁師は名高かったのだ。そういった背景から、チェターラのアンチョビは別格とされ、今でもいくつかの商品名に見ることが出来る。

また、チェターラでは、アンチョビ(カタクチイワシ)の内臓を発酵させて加工した魚醤の一種、コラトゥーラ・ディ・アリーチが生産されており、地名を冠したコラトゥーラ・ディ・アリーチ・ディ・チェターラ (Colatura di alici di Cetara) の名で特産品となっている。この魚醤の起源は古代ギリシャ・ローマ時代にまで遡るといわれ、宗教徒たちがクリスマスイヴの晩餐のための質素な料理として、使われていたそうだ。

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